こんにちは。えのこです。
皆さん、アクセサリーを作っていく中でパーツ屋さんで特に同じ色合い、形のパールビーズの種類の多さに困ったことはありませんか?
パール=真珠ですが、本物の真珠意外にも、プラスチックパールやガラスパール、またまたコットンパールなど本当に様々な素材のパールがこの世の中には存在します。
本物の真珠ではないパールをフェイクパールと大括りにして呼ぶのですが、
今回は、それらのパールの違いをご説明できれば!と思っています。
本物の真珠について特徴を説明します!
淡水パールの特徴について
最初はご紹介するフェイクパールの比較できる様に、淡水パールについてご説明していきます。
淡水の中で生きる貝が石などを飲みこんだ場合、その異物から体を守ろうとし、分泌液でコーティングしていきます。
そのコーティングが何層も何層も作られる事によって、貝から真珠が生成されるのです。
淡水パールは自然の物(石や砂)にコーティングを施すためになかなか真円のパールが取れるのが難しく、バロックと呼ばれるいびつな形をしたパールが沢山取れるのも特徴の一つです。
また、画像をよく見ると、側面にくぼみや線があるのがわかるかと思います。
木の年輪と同じ様に大きくしていくため、一部がコーティングできていなかったり、厚みの差が出てくるためこのようになります。
利点としては年輪の様に真珠層が重なっている為、汗や水分などにはあこや真珠と比べると強い物になります。
ただ、100%問題が無い!ってわけではないので、使用したらしっかりと乾拭きしてあげてくださいね。
そして本物という事で、何よりも希少性を感じさせてくれるのが最大の利点になります。
また、淡水パールの魅力について語った記事もありますので是非ご覧ください。
フェイクパールの素材の違いや利点をご紹介します!
フェイクパールの種類としてはメインの素材ですと3種類あります。こちらの3種類の特徴なども説明していきます。
フェイクパール① プラスチックパールの特徴
プラスチックパールは一番多く使われている、フェイクパールになります。
名前の通り、プラスチック素材の球体に、パール塗装を施した物になります。
利点としてはまず、低価格な点です。
プラスチックは大量生産がしやすい素材の為、かなり低価格で大量に手に入ります。
6mmサイズでしたら50粒入っている物で100円もしないです。
その為、プチプラアクセサリーなどにも使用されている事が多いです。
他にも、重さもかなり軽い方になります。
イヤーアクセサリーなど、重さが気になるアイテムに使用するといいかもしれませんね。
また、軽い素材の利点を利用し、服の装飾などにも使用されます。布を傷めないですもんね!
しかし欠点もあります。
画像を見て頂くと、穴の部分が塞がっている事が多いのと、その他塗装のバリやキズが多く目立ちます。
これらは大量生産によって一気に塗装をする為、一個一個点検がしっかりできないのが原因になります。
このままですと細いテグスなどを入れるのは難しい為、目打ちを使用して塞がっている穴を広げないといけないのです。
他にもアルコールなどには弱い為、香水などが付着すると、簡単に塗装が取れてしまう物もある為、注意が必要です。
低価格だからこそ、気になる点は沢山ある印象の素材になりますね。
フェイクパール② ガラスパールの特徴
ガラスパールは重さもしっかりとある物になる為、プラスチックパールと比べると少し重い印象です。
しかし、光沢を見るとより本物のパールに近いと思います。
その理由はプラスチックパールは上から塗装を塗っているだけですが、ガラスパールに関しては塗装を何度も何度も繰り返し、インクで真珠層を作る様なイメージで色着けされています。
物によっては最後表面を磨き上げ、つるっとした質感を強調させたり、パウダー状の塗装を焼き付けて塗装が剥がれない様にしているメーカーさんもあるようです。
ガラスパールはメーカーによって作り方は変わるのが特徴的で、また手間がかかっている分、価格もプラスチックパールと比べ少しだけ高くなります。
また重さは大体、淡水パールと同じぐらいになります。
なんと、とあるメーカーでは本物の真珠と比重を同じにしたガラスパールを作って、より本物に近いフェイクパールを作っている所もあるんです!
利点としては、本物の真珠と比べたら断然低価格帯なのにも関わらず、より本物の真珠に近い為、かなりお買い得な物になります。
真円に近いあこや真珠のネックレスを購入したら、3万以上するのが殆どですが、ガラスパールでしたら、確実に真円な上に塗装も本物に近いパールネックレスが出来あがります。
本物が欲しいけど、価格が...って方はガラスのパールをお勧めします!
欠点としては、ガラスの球体に穴を開けている為、コードを通す穴の中は意外とざらつきが多いです。
また、ホールの縁を見るとプラスチックパールと比べ、バリは少ないのですが、意外と鋭くざらざらしています。その為、細いテグスや糸を通すと擦り切れてしまう事があります。
ネックレスやピアスを作るときはコードはなるべくナイロンコートワイヤーなどを使うのをお勧めします。
フェイクパール③ コットンパールの特徴
以前コットンパールについてご説明させていただきました!
こちらの記事にもしっかりと利点を記載しておりますので、是非ご覧ください!
やはりコットンパールの最大の利点は軽さになります。
なんと重さはガラスパールや淡水パールの約半分ほどなんですよ!
なぜそんなに軽いかといいますと、名前の通りコットンで出来たパールになります。
コットンを圧縮して球体にしてから、パール塗装を施した物になりますので、とっても軽い点と、また今までのパールとは違い、質感が素朴な感じもありつつ、深みのあるパール光沢はとても珍しいと当時は評判になったそうですよ。
軽い分、長いネックレスや大ぶりのイヤーアクセサリーを制作する際に使用しても、重さがストレスにならないです!
しかしそんなコットンパールにも欠点はあります。
穴の部分をよく見ると中の部分までほぼ塞がっています。これはコットンは細かい繊維の為、水分を含むと膨張してしまうのです。
プラスチックパールの目打ちで穴をしっかりと開けるの時とは比べられないほど、目打ちで穴を貫通させないと厳しいのです。
すんなりと穴が開くものもあれば、かなり手がかかるものもあるので個体差があります。使用する際は、ご注意ください!
また、価格がかなり高いと思います!
20個入りで360円で販売されており、プラスチックパール、ガラスパールと比べたら断然高いです。
そのほかコットンの為、水分にはとても弱いです。変色どころか、変形する事が多いのです。
けれど、その変形がしやすい事を利用して簡単なイヤーアクセサリーを作ることも可能です。
是非下記の記事もご覧くださいね!
フェイクパールの違いをまとめてみました!
本物の淡水パールとフェイクパールとされている、プラスチックパールとガラスパール、コットンパールの違いをまとめてみました!
この表を見ると、やはりプラスチックパールの価格が安く軽さも2番目なので デイリーにプチプラアクセサリーを作りたい方は大変お勧めですね。
ガラスパールは少しフォーマルなシーンに使用するアクセサリーやパーティーシーンなどに付けていく予定のアクセサリーに使ってみると華やかになるかもしれないです。
コットンパールはカジュアルスタイルに、華やかさを追加したい方は大変おすすめです!ストレスフリーアクセサリーを作るのにはベストな物です。
私個人としてはアラサーの私は少しでも長く使えて質の良いものを身に着けたい。と考えるのでガラスパールを使うのがお勧めです。
コットンパールは他のパールと質感も違うので何とも言えませんが、友人のプレゼントなどで使うものいいのかな。と思います。
皆さんはどのパールがお好みでしょうか?これらを参考にして、是非自分らしいアクセサリーを作ってみてくださいね~